バスやタクシードライバーに必要な資格とは

バスドライバーに必要な資格について

バスドライバーには主に4つの種類がありますが、このうち路線バスドライバーと観光バスドライバー、高速バスドライバーについては必要な資格は同じです。残りの送迎バスドライバーに関しては必要な資格が異なるケースがあります。路線と観光、高速バスドライバーに必要な資格は普通自動車免許と大型自動車第二種免許(大型二種免許)です。大型二種免許は総重量11トン最大積載量6.5トンで乗車定員が30人を超えた大型自動車を運転するための免許で、運転免許のなかでも難易度が高いとされています。

宿泊施設などの送迎バスドライバーでは各施設のサービスの一環としてミニバンやワンボックスカーを使用し、施設に直接雇われた場合は普通自動車免許のみで大丈夫です。しかし、各施設がバス会社に業務を委託し、バス会社に雇われているケースでは大型二種免許が必要になります。

タクシードライバーに必要な資格について

タクシードライバーは街中で乗客を乗せて運ぶほかに会社役員や海外VIPを中心とした予約制のハイヤー、飲酒をした人の車を運転する運転代行などがあります。これらのタクシードライバーになるために必要な資格は、普通自動車免許と普通自動車第二種免許です。二種免許は乗客や旅客を運ぶ目的で旅客自動車を運転するために設けられ、取得するには条件があります。満21歳以上で普通自動車免許を取得してから、免許停止期間を除いて運転経歴が3年以上あることです。また、普通自動車免許が片眼0.3以上両眼で0.7以上の視力が必要であるのに対し、二種免許は片眼0.5以上両眼で0.8以上の視力が必要など、違いもあります。

また、タクシードライバーには、訪問介護サービスにおける通院等のための乗車や降車の介助をおこなう「介護(保険)タクシー」と呼ばれるものがあります。必要な資格は普通自動車と二種免許のほかに、介護職員初任者研修の取得です。

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